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シリコーンとは代表的製品と概要

出所:精利盛|作者:admin|発表時間:2018-06-20 10:00:00

シリコーンは今ではあらゆる産業で使用されている機能性素材だ。その形態はさまざまなカタチに対応可能で、最も一般的なシリコーンゴムから、シリコーン樹脂、シリコーンオイル、シリコーングリス、シリコーンコーキングなど、用途に応じた形態も多岐に渡る。

使用されている製品も調理器具などの日用品から、医薬品、化粧品の原料、接着剤、潤滑剤、電気絶縁材など、さまざまで、現代の生活環境を整えるためになくてはならない素材となりつつある。

ちなみにシリコーンが使われている製品のことは、一般的には「シリコン製」などのように「シリコン」と一括りで呼ばれるが、厳密に言うと、シリコーンとシリコンは全く別もの。後に詳しくご紹介するが、シリコンはシリコーンを形づくるための元素であるケイ素のことで、シリコーンはケイ素であるシリコンと酸素、炭素、水素などを使って繰り返し結合されたポリマーのことである。

本論ではポリマーとしてのシリコーンの特性と用途について、具体的な事例や特長を踏まえながらご紹介することとする。

冒頭で述べたとおり、シリコーンは今やさまざまな利用方法が開始されており、特に身近な日用品としては調理器具として使用が盛んな素材でもある。

例えば、電子レンジで温めることができて、そのまま鍋として使用することができるタジン鍋や、鍋つかみ、パスタレードル、キッチンお玉、キッチンターナー、お皿、水筒のボトル、柔らかいコップ、チョコレートやケーキの型など、調理器具や食器といった利用が非常に盛んである。このような調理器具や、食器でシリコーンが多用される背景にもシリコーンの優れた耐熱性や、低汚染、非毒性、絶縁性などが影響している。

また、シリコーンは現在では、日用品以外にも、さまざまな産業で使用が進んでいる。日用品や家電製品、さらには化粧品の原料にいたるまで、あらゆる産業に姿形を変え、シリコーンは浸透してきているのである。使用拡大の最大の理由は、優れた特性にも因っているが、その重合度や置換基によってさまざまな形態を取ることが挙げられる。

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